ODT for Visual Studio 2017 でハマった話

Visual Studio 2017 Version 15.9.54にあげたあたりで、ODT(Oracle Developer Tools for Visual Studio 2017)の挙動が怪しくなった。
まず、Visual Studio を起動してソリューションを開くと、このようなダイアログが表示される。

ここで「はい」で返して、Configurationしてもらいましょうと...ん?

失敗する...
この繰り返し...
で、無視して既存のOracleテーブルのデータセットに、手動で列を挿入しようとすると

こんなエラーが表示される。

Oracleのサイトや、ぐぐって海外の諸々な情報をあさって、やっとのことで、
下記にパスにある devenv.exe.configの内容がおかしいことが判明。

C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\2017\Professional\Common7\IDE\devenv.exe.config

この中の

<dependentAssembly>
  <assemblyIdentity name="Oracle.ManagedDataAccess" publicKeyToken="89b483f429c47342" culture="neutral" />
  <codeBase version="4.122.18.3" href="c:\program files (x86)\oracle developer tools for vs2017\odp.net\managed\common\oracle.manageddataaccess.dll" />
</dependentAssembly>

の部分と

<DbProviderFactories>
  <remove invariant="Oracle.ManagedDataAccess.Client" />
  <add name="ODP.NET, Managed Driver" invariant="Oracle.ManagedDataAccess.Client" description="Oracle Data Provider for .NET, Managed Driver" type="Oracle.ManagedDataAccess.Client.OracleClientFactory, Oracle.ManagedDataAccess, Version=4.122.18.3, Culture=neutral, PublicKeyToken=89b483f429c47342" />
・
・
・
</DbProviderFactories>

この中の Oracle.ManagedDataAccess.Client の部分。
このあたりが欠落してないか要チェック。
環境やインストールしているODTのバージョンによって多少設定値が異なるので注意!
後になって思えば、最初に表示されたメッセージ
"Oracle Developer Tools For Visual Studio is not configured"
だったわけだけど、そもそもなぜこんな事態になったか根本の原因は不明。
Visual Studio 2017のマイナーバージョンアップで、devenv.exe.configが書き換えられていて、本来はODTがそれを検知して再構成してくれるハズができない。そういう状態。
今後、VSが再度マイナーバージョンアップしたら再現する可能性が高いので、バージョンアップ前にdevenv.exe.configをセーブした方が良いだろう。もしくはVSのメジャーバージョンアップ。